「断片的なもの」たち
ここ数日、本当に偶然なのだが、世の中の断片的なものに思いを馳せるものに繰り返し出会った。 列挙すると 岸政彦著「断片的なものの社会学」を読んだこと 霧島アートの森で開催中の「島は、山。」展を観に行ったこと つなぎ美術館で開催中の「熊本から宮城へ 水曜日の消息展」を見に行った...
綿矢りさ「勝手にふるえてろ」感想
「とどきますか、とどきません。」 という冒頭から始まるドライブ感溢れる3ページにこの作品の魅力が凝縮されていると言っても過言ではないだろう。 最近映画化されたこの作品は「妄想女子のラブストーリー」なんてキュートな触れ込みだけど、これってそんなにキュートでポップなお話だったっ...
佐々木中[著]「切りとれ、あの祈る手を」
記念すべき第1回目の投稿は、このブログのタイトルの元になった本の紹介をしたいと思います。 著者の佐々木中さんは哲学や現代思想を専門にされている方です。 哲学、とか難しそう。読んでも分からなさそう。と思いますか?思いますよね。...